ドライマウス(口腔乾燥症)の治療法は、原因によって、治療や対処の方法が異なります。
糖尿病などの全身性疾患等が原因の場合には、その疾患の治療を行うことでドライマウスがなくなるのが通常です。
薬の副作用が原因の場合、その薬の使用を中止すると良いでしょう。
しかし、薬の中止は他の病気の回復を遅らせることになりかねません。
ですから、安易に自分で判断をせずに、必ず主治医の先生と相談した上で行いましょう。
なお、ドライマウスの原因の中で、かなりの割合を占めるものに、シェーグレン症候群(自己免疫疾患…自己の免疫機構が自らの体を攻撃する病気)があります。
しかし、完全な治療法はまだ見つかっていません。
ですから、シェーグレン症候群や放射線の照射、あるいは加齢などドライマウスの根治的な治療が困難である場合では、日常生活に注意しながら対症療法を取り入れることで症状を緩和することが大切となってきます。
ドライマウスの症状の緩和には、様々な方法があります。
人口唾液を用いて、唾液の補充をします。最もポピュラーな人工唾液にサリベートがあります。
唾液分泌改善を目的とした内服薬としては、唾液の分泌促進作用のある塩酸セビメリン(サリグレン、エボザック)が一般的に用いられています。
漢方薬の白虎加人参湯や麦門冬湯、温経湯、八味地黄丸の内服も有効です。
他に唾液腺を刺激する治療法としてガムやキャンデイー、筋機能療法があります。
睡眠中の口保湿のためにモイスチャー・プレートといった装置が開発されています。
口渇による睡眠障害に効果を発揮します。
ドライマウスは、口腔乾燥によって、虫歯、歯周病、口臭、カンジダ症などの口のトラブルを合併することが多いため、これらの治療やケアにも注意が必要となります。